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第41話 助けに来た

Author: 雨音休
last update publish date: 2026-05-14 05:56:20
 漆黒の空にぽっかりと浮かぶ満月の下。

 トウマとウミが森の暗闇を駆け抜ける。木々の合間を抜け、藪を飛び越え、岩を避けてはひた走る。

 ベルフラウの姿はもう見えなかった。それでもウミは迷わず走って行く。

「トウマ、こっちですぅ!」

「分かった!」

 ウミは鼻をくんくんとひくつかせており、匂いを嗅ぎ分けているようだった。ベルフラウの匂いが分かるらしい。まるで動物の嗅覚だ。そういえばこいつは猫の亜人である。

 やがて、女同士の話し声が聞こえてきた。ベルフラウの声がしている。

 トウマは足に力を込めて加速する。ウミを追い越して前に出た。すでに今日二杯目のカレーライスを食ってある。アジリティが上昇していた。フレイムウェポンもお互いにかかっている。

 見えた!

 敵の数は四人。そのうちの一人はモナだ。敵の奥にはベルフラウがいて、ダガーを構えている。今まさに戦闘の火ぶたが切って落とされようとしていた。

 真帆!

 何を考えているのかは知らんが、

 いま助けるぞ。

 ドンと音が鳴った。

 ――対人戦クエスト、ベルフラウの救出

 トウマはブラウンのステッキを構える。

「グラヴィティライン!」

 ステッ
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